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A級グルメの聖地(1) エビ、フグ、牛―至高の逸品

”プリンセス”アカザエビが旬 トラフグ、鳳来牛も

愛知県はご当地グルメの宝庫だが、ここでしか味わえない高級食材が多く「A級グルメ」の聖地でもある。海に山に田畑にと食に恵まれた愛知県。B級を超えた至高の世界へ。

蒲郡市の新しいA級グルメ「アカザエビ」が旬の季節を迎えた。9―6月が漁期で、愛知県内では蒲郡市内の西浦、形原漁港で水揚げされ。柔らかい身は旨味、甘味が濃厚で伊勢エビよりも高く評価する食通も少なくない。

アカザエビは、2009年の蒲郡市市制55周年を機に、蒲郡市観光協会が旅館ホテルでメニュー化を促し売り出しを強化した。深海に生息するため養殖できず、漁獲量も限られる。希少価値の高い地産地消の高級食材として秋から初夏の季節、一押しの存在感を発揮する。特に美味なのは冬から早春と言われている。フランスやイタリアなど西洋料理でもメーンディッシュに位置づけられることが多いという。

水揚げ漁港が間近のがまごおり温泉郷の旅館ホテルでは、もちろん鮮度バツグンの「刺身」が最大の売り。エビの王様・伊勢エビと対比して、アカザエビを女王と捉えて「プリンセス御膳」の名称で売り出す。

プリンセス御膳は、アカザエビをメーンに、三河豚や三河湾の魚介類など地元食材を使った各旅館ホテルの料理長おすすめの一品を加えた内容。この冬は、海の女王をぜひ堪能したい。

アカザエビ

アカザエビは伊勢エビに匹敵する美味さ

海の幸では、南知多町のトラフグは外せない。海流の関係で日本有数のフグの産地として名を馳せ、10月の解禁から3月まで、天然のフグ料理が楽しめる。てっさやフグちり、から揚げなど想像するだけでものどが鳴りそう。

そして、陸の恵みが奥三河・新城市の鳳来牛だ。知る人ぞ知るブランド牛で、市場にはあまり出回っていないことから、まさにこの地でしか味わえないプレミアムな牛肉。脂身をしっかりと蓄え、甘みを備えた赤身の美味さが口の中に広がる。ステーキやすき焼きで心ゆくまで堪能したい。

鳳来牛

鳳来牛も欠かせない

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