はんざきセンターが一新 観察をよりリアルに/真庭
17/05/24
オオサンショウウオを間近で
真庭市の国特別天然記念物オオサンショウウオの保護施設「はんざきセンター」が4月27日、リニューアルオープンした。より自然環境に近い形での観察が可能になったほか改装や設備の充実で利便性を向上させた。
「はんざき」とはこの地域でのオオサンショウウオの呼び名。古くからオオサンショウウオが生息しており、毎年8月8日には「はんざきまつり」も開かれるなど地元で親しまれている存在だ。同センターはその保護・飼育を目的に1971年に開設された。
リニューアルでは、水槽の中にジオラマを設け、これまで以上にオオサンショウウオの生育環境に近いスタイルでの飼育・観察が可能に。新設された直径2.5メートルの丸型の水槽では同センター内で一番大きなオオサンショウウオを多角度から観察できる。
そのほか、オオサンショウウオ研究の歴史や地域との関わりを解説。映像音響設備も備え、環境学習の場としての充実も図った。壁や床の塗装も行ったことでイメージも明るくなり、バリアフリー化も施した。
開館時間は9―17時。入場は無料。