水都徳島市を彩る 12月にLEDアートフェス、チームラボが出展
16/11/08
徳島の風土と光のアートのコラボ
徳島市で3年に一度開かれる水と光の芸術祭「徳島LEDアートフェスティバル2016」が12月16―25日の10日間にわたり開催される。これまでの春開催から、夜の時間が長い冬開催へと移行され、徳島中央公園を中心とする城山エリアと新町川水際公園周辺の新町川エリアというJR徳島駅の南北を会場に、現代感覚と徳島の風土が漂う光のアートで彩られる。
同フェスは10年、徳島市が持つ吉野川をはじめとする河川と眉山、城山が調和する環境と、LEDという現代の産物をアートとして掛け合わせ新しい「水都・徳島」を創造しようと始まった。以来、市内各所にLEDを効果的に取り入れた場所やモニュメントなどが誕生し、「光の八十八カ所」として認定されるなど取り組みが進む。
今回はデジタルアートの分野で注目を集めるアート集団「チームラボ」の作品を中心に、一般公募のLEDアート作品を展示。チームラボ代表の猪子寿之さんが同市出身ということもあり、芸術監督を務める。
チームラボの作品テーマは「光る川と光る森 徳島ライトシティアートナイト」。シンボル作品として、新町川に「呼応する球体のゆらめく川」、藍場浜公園に「リバーサイドクリスタルツリー」、徳島中央公園に「城跡の山の呼応する森」という周囲の自然を生かした作品を展示する。阿波銀行の創業120周年記念として作成した、高さ5メートルのLEDパネルに花々を映像で表現する「Flowers in the Sandfall‐Tokushima」にも注目だ。
各会場では一般作品の展示やパフォーマンスの披露のほか、ガイドツアーやスタンプラリーなどの企画を用意。週末を中心にワークショップや飲食コーナーもあり、冬の賑わいを創出する。
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