観光業界専門紙「トラベルニュースat」おすすめ国内魅力再発見の旅

黒大豆・栗・ぼたん鍋 山里の滋味が充実する丹波の食

大人の味覚求めファン殺到

海山の幸に恵まれた北近畿のなかでも丹波は異彩を放つ。秋の里山の恵みは全国的なブランドとして多くのファンを持ち、旬を迎えると一気に活況を呈する。山里の滋味を求めて丹波へ「まんぷく紀行」に繰り出そう。

篠山市や丹波市の秋は全国ブランド、丹波黒大豆と丹波栗が収穫期を迎える。四季の気温差、昼夜の寒暖差の大きさなど盆地ならではの自然環境の恩恵が秋に結実。ここだけの「宝」に今年も多くの人が集まるのは必至だ。

丹波黒大豆は今でも高級品として扱われるが、古くは幕府への献上品であるなど昔からの上質さを今に受け継いでいる。黒枝豆は黒豆がサヤの中で熟成しきる前のもので10月が旬。独特のコクがビールに最適だ。解禁日になると畑まで直接買い求めるファンが列をなす。

丹波黒大豆

高級品として知られる丹波黒大豆

12月上旬になると粒は大きく、輝くつやを持つようになり、丹波黒豆として収穫され、豊富な甘みが楽しめる。豆絞りやバターケーキなど和洋菓子やパンなどに用いられ、スイーツの素材としても珍重される。

丹波栗は9―10月に旬。大粒の栗はほどよい甘さと滋味に満ちた美味さで全国的に多くのファンを持つ。

モンブランやロールケーキなど丹波栗を使った洋菓子も販売されており、丹波市では秋に丹波栗スイーツのコンテストを開催。市内をはじめ周辺地域の菓子店が腕を競う。

丹波栗

全国的にファンが多い丹波栗

ぼたん鍋も秋のごちそう。味噌で仕上げたダシで煮込んだ肉は柔らかく、旨味を吸い込んだ地場野菜と食べる滋味豊かな逸品だ。篠山市の「篠山まるごと丼」といった田畑の恵みを使った新進気鋭のご当地メニューにも注目したい。

ぼたん鍋

ぼたん鍋も秋の丹波グルメの代表格

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