丹波の"蚕都"を歩く-グンゼ博物苑やバラ 綾部市
15/07/21
繊維のまちの歴史と魅力に触れる
綾部市の「海の京都」戦略拠点は「グンゼから大本に至る街並み」。市の歴史を彩った市中心部の2大拠点を結び、綾部観光を楽しんでもらう。
綾部は明治時代以降、養蚕・生糸業で発展した「蚕都」。繊維メーカー大手・グンゼの発祥地で、JR綾部駅近くの綾部本社前には博物苑とバラ園、特産館が市の観光拠点「あやべグンゼスクエア」を形成しており、繊維のまち・綾部の魅力を発信している。
「あやべ特産館」は特産品、農産物を取りそろえた販売所。栃の実加工品など綾部の旬が並び、なかでも綾部茶は玉露の香りの良さが際立つ。館内のカフェでは玉露や煎茶をスイーツとともに味わえる。観光情報ステーションも備えている。
「グンゼ博物苑」は繊維のミュージアム。かつての繭蔵を活用し、グンゼ創業以来の歴史を紹介する「歴史蔵」、繊維製品の変遷を伝える「ファッション蔵」、同社の最新技術に触れる「新機能蔵」、グンゼの今と昔を解説する「今昔蔵」で構成され繊維の歴史を学べる。
「綾部バラ園」は市民の手づくりによる憩いの場。シンボル「アンネのバラ」など約120種1200本のバラが5月下旬と10月下旬の年2回、開花の旬を迎え、多くの写真家や愛好家で賑わう。
海の京都博では「綾のまちめぐりフェス」を展開。10月17日―11月15 日の土日祝、まちなかスタンプラリーやグンゼスクエアでのイベントで秋の賑わいを創出する。
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