丹波は紅葉のメッカ 赤と黄色の美を求め古刹へ
15/07/21
丹波紅葉三山など名刹彩る秋の風情
秋になると豊かな山々が赤や黄色に色づき、北近畿全域が秋の風情に包まれる。なかでも丹波エリアは紅葉のメッカともいえる存在。紅葉の名所が集中、11月上旬―下旬にかけて赤々と色づいたもみじが名刹を彩る。
丹波市では丹波紅葉三山と呼ばれる三寺が欠かせない。石龕寺は聖徳太子開基の古刹。参道のもみじのトンネル、国重文の金剛力士立像がにらみをきかせる山門、本堂、境内と至るところがもみじの紅に染まる。足利義満創建の円通寺は境内が真っ赤な木々と落葉に染まった光景が荘厳かつ艶やか。高源寺には小ぶりな葉が特徴の天目カエデを中心に500本もの紅葉が秋の美を演出する。
そのほか、「丹波の正倉院」こと達身寺のもみじとドウダンツツジや、高山寺のもみじ、白毫寺のイチョウなど丹波市に見どころは多い。
篠山市では大国寺へ。室町期建造、国重文の本堂をもみじが彩る風景と静けさが秋の風情を醸す。福知山市の長安寺は「丹波のもみじ寺」と称せられ、境内を彩る紅葉と樹齢600年のイチョウが色づく。
綾部市の紅葉の名所は足利尊氏出生の地として知られる安国寺。境内のもみじが紅く色づくと、茅葺き屋根の本堂の風情が一層際立つ。
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