"限界集落"を民泊で元気に 大豊町(2)
15/06/10
売りは「田舎のもてなし」 教育旅行の誘致本格化
もともと町には、吉野川が流れ全国屈指のラフティングフィールドとして民間7社が進出していた。酪農家の乳しぼり体験、野菜の収穫や山菜採り、ピザ焼き体験なども受け入れ可能だった。特区申請をして、どぶろくづくりに取り組む集落もあった。
町観光開発協会や町が音頭を取る形で、これらを体系化。教育旅行の誘致を本格化することにした。現在44軒の民泊があり、昨年は8件126人を受け入れた。今年3月には初めて、旅行会社の教育旅行担当者を招へいし視察事業も行った。
視察した旅行会社の担当者は「農家民泊の教育旅行の需要は高い。高知自動車道のインターやJR四国の土讃線など交通アクセスはいい。可能性はあるのでは」。
「昔から変わらない暮らしと景観です。80軒、120軒と民泊を増やし地域を元気にしたい」と前田さん。最大の売りは、片言でも外国人学生を感動させた田舎のもてなしだ。
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