"限界集落"を民泊で元気に 大豊町(1)
15/06/10
きっかけは外国人学生受け入れ
四国山地の中央部に位置し、町の面積の9割近くを山林が占める高知県大豊町。わずかばかりの集落や耕地の多くは標高200―600メートルの急傾斜地にある。過疎化と高齢化が進み「限界集落」という言葉は、大豊町が発祥の地だと言われている。
そんな町に新しい風が吹き始めている。農家民泊によって、町外から人を呼び込もうという動きだ。きっかけは、2013年秋。外務省が進めているアジア大洋州諸国の青少年交流事業「ジェネシス」に参画し、ASEAN諸国の学生ら約40人を受け入れたことだった。
大豊町プロジェクト推進室の前田典彦さんは「まちでも初めてのことだったんで、受け入れの皆さんも最初は戸惑っていました。わずか1泊だけだったんですが、別れる時には学生も、おじいちゃん、おばあちゃんも涙、涙で」と述懐する。民泊は地域を「元気にする」と確信したそうだ。
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