影絵と陶芸体験―飛騨文化に触れる 下呂温泉合掌村
15/10/02
合掌家屋集落と体験で1日を過ごす
下呂市の下呂温泉合掌村は、10棟の合掌家屋集落と豊かな自然が日本の原風景を伝える癒しの地。伝統的建造物や多様な体験メニューで、飛騨の伝統に触れられる。
国重文の合掌家屋「大戸家住宅」は1833年あたりに建造されたものとされている。屋内の見学が可能で、古くから伝わる飛騨の暮らしぶりと風情が漂う。
また、下呂の伝説や昔話を伝える影絵劇場「しらさぎ座」も常設。伝統の影絵技術とCG、音響のよる影絵劇は見応え十分だ。
今年の後期公演は11月29日まで飛騨金山伝説「祖師野丸」、来年の前期公演は2月20日から飛騨萩原伝説「お美津ギツネ」を1日2回。温泉開湯伝説「しらさぎ伝説・手影絵ショー」も1日1回公演する。観劇料は合掌村入場者特別料金で300円。
そのほか江戸期の遊行僧・円空の世界に迫る「円空館」や、陶芸・紙すき体験ができる「飛騨工房」もあり、1日楽しめる施設になっている。