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温泉王国VSおんせん県(1) 熊本・ふろモ課で効果PR

温泉の源泉数4473カ所、湧出量毎分約286リットルでともに全国で1位を誇ることから「日本一のおんせん県おおいた」を標ぼうする大分県。かたや訪れる人を美しく健康にする温泉が多数あることを強調する「温泉王国くまもと」。昨年10月には温泉をPRするための組織「くまもと・ふろモーション課(通称ふろモ課)」を設立し、「あっちが地獄なら、こっちは天国だ。」との意味ありげなキャッチコピーを打ち出し、地獄めぐりで有名な温泉を刺激し、相乗効果を上げている。

のぼせモンと美肌モン効果

温泉をPRするための組織「くまもと・ふろモーション課」を設立した熊本県。熊本の2大温泉効果「のぼせモン効果」「美肌モン効果」を提唱している。

のぼせモン効果とは「おふろ感覚でいつでもはしご風呂ができる。だからくまもとの温泉に入ると、いつも身体はポカポカ。県民といつでも裸の付き合いができるので、くまもとの温泉に入ると県民のポジティブ思考(元気さ、前向きさ)が乗り移る」ことだそうだ。

美肌モン効果は「保温効果で冷え知らず。保湿効果でお肌がスベスベ。心身が癒されて内面からも美しく」というもの。

熊本の温泉

じっくり浸かって
のぼせモンと美肌モン効果を体感したい

熊本の温泉は「美人の湯(単純弱アルカリ温泉、硫黄泉、炭酸水素塩泉)」「癒しの湯(単純温泉、酸性泉、硫酸塩泉)」「子宝の湯(塩化物泉、含鉄泉)」が多く、女性向けだといわれている。

118カ所の温泉が県内にあるなか、やまなみハイウェイ沿いを代表する温泉地といえば黒川温泉、杖立温泉、阿蘇・内牧温泉などがある。

黒川温泉

やまなみハイウェイ沿いを代表する温泉地
黒川温泉

ふろモ課が熊本の温泉が女性向けであることにこだわって取り組んでいるのが「女性向け温泉プログラム」だ。

阿蘇温泉観光旅館協同組合は「阿蘇・内牧温泉・美upプログラム」を実施。大学監修のもと癒し効果の高い「泉質」と標高差を活かした「運動プログラム」、カロリー制限をしない「食」を組み合わせた1泊2食の宿泊プランを開発、提供している。杖立温泉観光協会が取り組む「杖立流Neo湯治」は、天然のミストサウナ「蒸し湯」、油を使わず蒸し場で料理したヘルシーな「蒸し料理」とレトロな温泉街の路地裏をガイドと散策する「背戸屋めぐり」を行うものだ。

健康や美肌効果に優れた熊本県各地の温泉を回ってみたい。

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