観光業界専門紙「トラベルニュースat」おすすめ国内魅力再発見の旅

やまなみにひしめく魅力を見比べ食べ比べ(3) エネルギー・映画

エコエネルギー間近で 地熱VS風力

大分県九重町にある「八丁原地熱発電所」は、日本最大の地熱発電所。自然の恵みを利用したクリーンエネルギーを11万キロワット生み出している。

ここでは併設する展示館とともに地熱発電の仕組みなどを学べる見学ツアーを実施。ガイドがついて施設を説明しながら見て回れるほか、パネルや映像で地熱発電を理解できるようになっている。所要時間は60分。休館日は年末年始(12月29日―1月3日)。

八丁原地熱発電所

八丁原地熱発電所

熊本県産山村のうぶやま牧場には「うぶやま牧場風力発電所」があり、月平均77キロワットの電気を発電している。

うぶやま牧場は標高730メートルの高地にあり、阿蘇外輪山の高原一帯に吹く自然の風を活かした環境学習の場や、観光スポットを目的に設置された。約6ヘクタールの敷地内では、動物たちとのふれあいや、乳搾り、バター作りなどを大自然の中で楽しむことができる。

うぶやま牧場

うぶやま牧場

往年の名画の舞台へ 乱VS大怪獣ラドン

日本を代表する映画監督、黒澤明が最後に撮った時代劇が「乱」(1985年公開)。海外で最も評価されている映画のひとつと言われる。

大分県飯田高原ではエキストラ1千人を動員した大合戦シーンが撮影された。今から30年ほど前の映画だが、エキストラや制作にかかわった人たちが、その時の模様をブログなどで配信していて、飯田高原のどの場所で撮影されたのかを見つけるのもおもしろい。

飯田高原

飯田高原

阿蘇を代表する映画として忘れられないのは「空の大怪獣ラドン」(56年公開)。ゴジラ、モスラに加えて東宝の三大怪獣であるラドンは阿蘇から出現し、阿蘇に消えていく、まさに阿蘇を象徴するような描かれかただった。

公開されたのは56年なので公開当時、やまなみハイウェイは完成していなかったが、この映画公開後、阿蘇への観光客は増えたそうだ。映画では当時の阿蘇周辺の景色も映されており、興味深い。

阿蘇

阿蘇中岳

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