観光業界専門紙「トラベルニュースat」おすすめ国内魅力再発見の旅

やまなみにひしめく魅力を見比べ食べ比べ(2) 高原・眺望・滝

絶景甲乙つけがたし 飯田高原VS瀬の本高原

やまなみハイウェイを代表するポイントが飯田高原と瀬の本高原。2高原とも景色がすばらしい。

飯田高原は大分県玖珠郡九重町南部に位置し、標高は800―1200メートル。阿蘇くじゅう国立公園に含まれる。高原内には寒の地獄や筌(うけ)の口温泉、長者原温泉などがある。

このほか九酔渓や九重夢大吊橋、タデ原湿原、やまなみ牧場、エルランチョグランデなどの観光牧場など、魅力ある素材が点在している。

飯田高原

飯田高原

瀬の本高原はくじゅう連峰の南麓に広がる標高600―800メートルのなだらかな高原。南に阿蘇五岳、北にくじゅう連山、高原の中央にやまなみハイウェイが走る壮大な景観は圧巻だ。やまなみハイウェイを大分側から熊本側に入ったポイントになる。

三愛レストハウスの駐車場にはバスや乗用車だけでなく、多くのライダーが訪れる。瀬の本高原からの景色を絶賛するバス会社の乗務員は多い。

瀬の本高原

瀬の本高原

朝霧と「天空の道」 蛇越峠VSラピュタの道

由布院から車で15分ほどやまなみハイウェイを走ると蛇越峠があり、ここにある展望台からは由布院盆地が一望できる。

中央の高い山が由布岳、右側の少し低い山が鶴見岳だ。眺望は狭霧台とともに由布院の朝霧スポットとして知られる。朝霧シーズンは9月中旬から2月上旬まで。

蛇越という地名は昔、娘が坊さんを訪ね夫婦になったが、娘が大蛇の化身であることがばれ、この峠を越えて山下の池に帰ったという伝説から。

蛇越峠

朝霧漂う蛇越峠の眺望

県道339号(通称ミルクロード)の端辺原野から県道149号沿いの狩野地区をつなぐ市道狩野幹線は、人気アニメ映画「天空の城ラピュタ」をイメージさせる景観から「ラピュタの道」と呼ばれ、近年、訪れる人が増えている。

山肌をはうように曲がりくねった道の先に見える阿蘇五岳は美しい。朝日を見に来る人も多い。雲海が発生すると岬のように突き出た地形は雲に浮かんだように見え、その景観は絶景。

ラピュタの道

ラピュタの道

癒しと豪快に感嘆 鍋ヶ滝VS振動の滝

熊本県小国町にある「鍋ヶ滝」。滝の裏側にまわることができることから「裏見の滝」といわれる。高さ9メートル、長さ20メートルあるが、落差よりも川幅が広くカーテンのようにしなやかに水が流れ落ちる景観が美しい。

人気女優が出演するお茶のコマーシャルに登場し、有名になった。パワースポットとしても人気を集めており、ゴールデンウィークの期間中は滝の裏側からライトアップされる。

鍋ヶ滝

鍋ヶ滝

大分県九重町の「振動の滝」は雄滝(落差83メートル)、雌滝(同93メートル)からなる。日本の滝100選にも選ばれている。雄滝は水量が多く、その流れ落ちる勢いが周囲に振動するかのように思われることから、滝の名がついたといわれる。滝壷は大きく1600平方メートルもある。

2006年10月に開通した歩行者専用橋「九重夢大吊橋」から滝の景観を望むことができる。この橋から滝を見る人も多い。

振動の滝

振動の滝

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