阿蘇の自然、世界へ　ジオ認定で期待高まる

認定決定に地元沸く

巨大な火山活動の跡である「カルデラ」をはじめとする地形・地質の遺産と、そこで生活する人の営みが見どころの「阿蘇ジオパーク」。

昨年９月、日本ジオパーク委員会から阿蘇市を含む阿蘇地域が世界ジオパーク国内候補地として推薦され、この９月23日に世界ジオパークへの加盟認定が決まった。。

ユネスコ（国連教育科学文化機関）が支援する世界ジオパークネットワークの認定で、阿蘇は名実ともにその価値、資源のすばらしさを世界中に発信できるとあって、期待が高まる。

阿蘇ジオパーク推進協議会では世界認定に向けて(1)ジオパークの見どころを「ジオサイト」として指定(2)解説板の整備と魅力を伝えるジオガイドの養成(3)カルデラ内外に広がる５つのジオツーリズムコースを用意(4)ジオパークの魅力を伝えるラッピング路線バスの運行(5)子どもたちが地域資源を学ぶ教育活動などを実施してきた。

阿蘇ジオパークを構成する阿蘇の山々。阿蘇山という単体の山はないが、阿蘇カルデラは東西約18キロ、南北約25キロ、面積約３５０平方キロメートルという世界最大級の規模を誇る。カルデラ中央部には阿蘇五岳と多くの山体で構成される火山群「中央火口丘」がある。

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