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奇岩、棚田、夕陽― 迫力と癒しの山陰海岸ジオパーク

丹後半島を東から西へ

丹後地方は山陰海岸ジオパークエリアの一部。地域全体が特異な地質・地形を持つ“地質の世界遺産”だ。学術的な価値はもちろん、海食崖や奇岩など風光明媚かつ迫力ある景観は丹後観光に欠かせない存在感を誇る。丹後半島を周遊し地球のダイナミクスを体感したい。

山陰海岸ジオパークは京都府京丹後市から兵庫県但馬、鳥取県東部までの日本海沿岸がエリア。認定の更新審査は4年に一度で、9月22日には地域連携や観光面での活性化など官民による取り組みが評価され、再認定を勝ち取った。

丹後半島は山陰ジオ観光の東の起点。スタート地点の経ヶ岬は、海抜140メートルの断崖に白の灯台が映える。海岸段丘に広がる「袖志の棚田」は古くからの地域の生活の知恵を伝え、日本三景・松島を思わせる丹後松島、高さ13メートルの奇岩・屏風岩、安山岩の柱状節理からなる高さ約20メートルの立岩が自然の造形美と迫力を感じさせる。

かと思えば、国の天然記念物・名勝の琴引浜から西は癒しの空間。琴引浜はキュキュッと音を立てる鳴き砂の美しさで知られる。丹後半島西端では、浜詰海岸「夕日ヶ浦」の奇岩の背後に落ちていく夕陽が美しく、日本の夕陽百選にも選ばれているほど。日本海と久美浜湾を隔てる砂州「小天橋」の美しい光景でジオ観光を締めくくる。

琴引浜

鳴き砂で知られる琴引浜

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