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ペンギンの楽園 越前松島水族館

進化続ける水族館 多彩な展示手法で生き物と触れ合う

越前海岸国定公園の「越前松島水族館」(坂井市三国町)は今年で開館55周年。海の生物にさまざまな角度から親しんでもらおうと新施設を次々に登場させるなど進化を続けている。

3月にオープンしたのは「ぺんぎんらんど」。フンボルトペンギンの生息地の自然環境を再現した。レプリカながらサボテンが生えたリアルな環境は日本初だそうで、土を掘って巣作りしたり、プールを泳いだりと環境にリラックスしたペンギンたちが愛らしい。散歩タイムも必見だ。

ぺんぎんらんど

「ぺんぎんらんど」

また、直径5メートルのハート型水槽「Penguin Heart」は透明のアクリル製で、泳ぐペンギンを真下から眺められる。その姿はまるで空を飛んでいるよう。

ペンギンには「ぺんぎん館」でも会える。水深3.5メートルの水中トンネルを泳ぐペンギンは迫力十分だ。

そのほか、「おさかな館」ではクラゲなどユニークな生物約30種類を展示する「ラブリーフィッシュコーナー」が見どころ。50種5千匹の魚を展示する「海洋館」では幅10メートル、水深3.5メートルの「海洋大水槽」のほか、幅3メートル、水深2.5メートルの水槽上に張ったガラスの上に寝そべり海上浮遊体験が楽しめる「さんごの海」が人気。イルカショーも見逃せない。

水族館の入館料は大人2千円、小中学生1千円。団体割引あり。

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