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道後オンセナート2014(1) 本館改築120年で温泉街がアート一色

新時代の道後へ

日本最古の温泉がアート一色に染まる―。愛媛県道後温泉で4月10日、アートフェスティバル「道後オンセナート2014」が始まった。国重文・道後温泉本館の改築120年を記念したもので、12月31日まで本館、旅館ホテルはじめ温泉街一帯でアートイベントが繰り広げられる。現代アートと古湯の伝統が生み出す新感覚の世界観。新時代の道後の世界へいざ―。

「アートにのぼせろ」「最古にして、最先端」をキャッチフレーズに実施する同フェスの名称オンセナートは「温泉」と「アート」をつなぎ合わせた造語。国内外の現代芸術アーティストが参加して本館を中心に温泉街全体を美術館に見立ててイベントを展開し、歴史・温泉風情を求める観光客、アートファン双方が楽しめる芸術祭を標ぼうする。シンボル・道後温泉本館の節目に同フェスで道後の新しい魅力を創出、新しい時代への一歩を踏み出す。

同フェスの主要作品群となるのは「オンセナートコレクション」。道後温泉本館はプロジェクションマッピングや霧による幻想的な演出を施すほか、まちなかには大型影絵のほか各所にアート作品を展示する。

ほかにも、雑貨制作体験が楽しめる「スローファクトリー」、市民参加の「アートパレード」など体験型イベントが充実。まちを歩いてアートの風に触れて新しい刺激を得る。それが今年の道後の楽しみ方だ。

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