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神楽王国・石見で神話の世界へ(1) 一円で上演

石見神楽は石見地方の伝統芸能、島根県西部一円で演じられているものだ。全国には様々な神楽が伝承されているが、なかでも石見神楽はリズムの軽快さと衣装の豪華さで、他では類をみない独特の神楽だと言われる。

石見神楽

石見神楽を代表する演目
「大蛇」

神楽の演目は現在上演されているものだけでも30種類以上。古事記や日本書紀を原点とするものや、よく知られた神話や伝説を元にした内容になっている。100を超える神楽社中が石見地方には残り、地域に根ざした舞を連綿と受け継ぐ。

石見神楽

衣装の豪華さやリズムの軽快さは
類を見ない特長だ

神楽の定期公演を行う主な施設は次の通り(料金はいずれも500円で、中学生以下無料)。

大田市の「龍御前神社」では通年で毎週土曜日の20―21時、「大森町並み交流センター」では5月11日から8月までの毎週土・日・祝祭日の13時30分―14時30分に上演する。

江津市の「有福温泉・湯の町神楽殿」では通年で毎週土曜日の20時30分―21時30分で、8月は金曜日も行う。

浜田市の「三宮神社」では4月19日から6月までの毎週金・土曜日の20―21時に、「美又温泉会館」では7―9月の毎週金・土曜日の20時30分―21時30分に行う。

益田市の「益田市立市民学習センター」では4月から5月までの毎週金・土曜日の20時―21時20分、「益田駅前ビルEAGA」では6月から9月までの毎週金・土曜日の20時―21時20分に実施する。

また11月2―4日まで、益田市の島根県芸術文化センター・グラントワで「神有乃国しまね ワールド神楽フェスティバル~舞い集う神々の宴」が行われる。

佐陀神能や高千穂神楽、早池峰神楽など国指定重要無形文化財、ユネスコ無形文化遺産などに登録されたものや世界各国の伝統芸能、ブラジル神楽保存会による演目を見ることができる。

定期公演についての問い合わせは石見観光振興協議会 電話0855―29―5647へ。

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