土佐藩主下屋敷跡にたつ「三翠園」 西郷隆盛も来訪
13/11/05
高温度温泉が湧出
第15代土佐藩主・山内容堂公の下屋敷跡に建つ「三翠園」。敷地内には国重要文化財「旧山内家下屋敷跡長屋」があり、山内家ゆかりの品々が展示されている。大政奉還を翌年に控えた慶応3年2月には、容堂公に会うため西郷隆盛が訪れた。
「三翠」とは土佐藩主・山内家歴代墓所がある筆山の「緑」、平成の名水百選に選ばれている鏡川の「緑」、三翠園の広大な敷地にある日本庭園の「緑」の3つの緑を由来に名づけられた。
平成9年2月には、泉温48度、日量432トンの温泉掘削に成功し、高知市初の高温度の温泉が湧出。現在でも高知中心部に湧く天然温泉は三翠園温泉だけだ。玄関前には温泉湧出を記念した庭園の松ぼっくりをイメージした陶製のモニュメントが設置されている。
客室は12畳の和室、和ローベッドツイン、洋室シングル・ツイン、和洋の特別室など豊富に取り揃え、料理は土佐の旬の素材を提供し、庭園を眺めることができるバンケットホールも備えている。
三翠園=高知市鷹匠町1―3―35 電話088―822―0131