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熊野古道の東回り「伊勢路」 庶民の道として支持

江戸期の参拝たどる

来年、世界遺産登録から10年を迎える熊野古道。そのなかで伊勢、熊野三山を結ぶ「伊勢路」は、熊野古道の東回りとして江戸時代以降、伊勢神宮参拝を終えた旅人らが多く歩き、庶民の道として支持されてきた。

ツヅラト峠、荷坂峠、一石・平方・熊ヶ谷道、馬越峠など、かつての旅人が歩いた山道は現在、標識や道路が整備され、ウオーキングコースとして人気を集めている。全18コースのうち、一部通行不能な道があるものの、それぞれが異なる趣きになっており、旅行商品化されるケースも増えてきた。

コースの中でもシダが生い茂るヒノキ林の中に石畳が敷かれ、往年の面影を残す馬越峠は人気が高い。

熊野古道

歴史情緒漂う趣き

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