鳥羽独自の魅力を体験「ぐるとば」 食と生活文化をぐるっと
9エリア、4テーマで「ここだけ」の体験
鳥羽市では、鳥羽特有の食文化と生活文化を体験できるプラン「ぐるとば」を設定している。
鳥羽はリアス式海岸や離島など多様な地形や、伊勢神宮の神に食事を奉納してきた歴史から、特徴的な食文化と生活文化が根付いている。この鳥羽の魅力を観光客に「ぐるっと」体験してもらおうと、地域一体で展開しているのが「ぐるとば」だ。
エリアを鳥羽、浦村、石鏡、国崎、相差、畔蛸、答志島、菅島、神島の9つに分け、「限定の食」「食の風景と暮らし」「悠久の歴史と神秘」「食の技と知恵」の4テーマでプランを設定。エリアごとに文化が異なり、伝統の海鮮料理や海女さんのこぼれ話、散策、体験などプランの内容は地域色を前面に押し出したものになっている。
菅島エリアでは、菅島名物の「伊勢えびの開き干し」を朝ごはんで食べるというぜいたくなもの。凝縮された旨味は、ほかではなかなか味わえない逸品だ。実施日は4月30日までで、料金は宿泊で1万円。
神島エリアの食文化も干物。こちらはタコで、10月―3月は一夜干しづくりが体験できる。大きな足に濃厚な旨味が増幅されるだろう。
答志島では荷車「じんじろ車」に載せた特産品市が島の風土を伝える。10月からは散策と離島ならではの「島むすび」で島の生活の一端に触れるプランが登場する。
そのほか、鳥羽では今一押しの「真珠の海七草」「日本の祝い魚」宿泊プラン、石鏡では漁師町散策、国崎では熨斗アワビにまつわる歴史体験など多彩なプランが並ぶ。
プランへの参加は、まずパンフレットやサイト(http://www.city.toba.mie.jp/kanko/gurutoba/)で実施メニュー・スケジュールを確認。参加したいメニューが決まれば、個別に設けられた窓口に申し込み、当日は開始5分前までに集合場所へ向かう。
問い合わせは、鳥羽市観光課 電話0599―25―1157、鳥羽市観光協会 電話0599―25―3019。
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