「七姫伝説」を訪ねて 京丹後でロマンに出会う
12/10/23
喜びも悲しみも京丹後とともに
京丹後市には歴史に名高い7人の姫の物語が伝わる。丹後半島に息づく「七姫伝説」の美しいロマンを訪ねて―。
明智光秀の娘・細川ガラシャは、本能寺の変によって弥栄町の山中に隠棲し、心の安息を求めた。石碑が立つこの地は山深く、隠棲生活の雰囲気が伝わってくる。
源義経の側室・静御前は網野町磯地区に生まれた。義経の不幸後に戻り生涯を終えた。磯地区には静御前を祀る静神社が日本海を望むように立ち、近くには石碑も。
日本最古の羽衣天女伝説が伝わる峰山町・磯砂山。中腹には天女が水浴びしたとされる女池、ふもとには天女の娘が祀られているとされる乙女神社もある。参拝すると美しい娘が授かるとか。
そのほか、小野小町最期の地である大宮町には小町公園が。聖徳太子の母・間人皇后は丹後町、龍宮の姫・乙姫は網野町、丹波国王の妻・川上摩須郎女の伝説は久美浜町にそれぞれ伝わる。