本場のカニを心ゆくまで(1) 但馬浜坂
12/11/19
カニ元・但馬浜坂
冬の味覚の王者・松葉ガニは11月6日に山陰沖沿岸で漁が解禁される。鮮やかな朱色のカニが水揚げされると、周辺温泉地にはカニ料理目当ての観光客がドッと詰めかけ、活気に包まれる。なかでも、兵庫県但馬地方と鳥取県は水揚げ量、消費量が全国トップクラスのカニのまち。この冬もカニの本場で新鮮なカニに食らいつきたい。
松葉ガニは、福井県以南の日本海沿岸で獲れるズワイガニのオスの総称。水揚げ港ごとにブランド化されたカニはファン垂涎の逸品だ。
兵庫県新温泉町の浜坂港では、「カニ元」を宣言。日本有数のズワイガニ水揚げ量を誇り、カニの専門家「カニソムリエ」も育成しているなど、カニのまちづくりを徹底している。浜坂港の松葉ガニは最上のカニだけを選別し、青色のタグでブランド化。長年カニ漁に携わるプロの目で選び抜かれたブランドガニの美味さに間違いはない。(→鳥取カニとカニの美味しさは次の記事へ)