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"復興"祈り初のひなめぐり 和歌山県那智勝浦町

町内各所に”友情”の雛

和歌山県那智勝浦町で2月1日から3月31日まで「南紀勝浦ひなめぐり」が開かれている。昨年9月の台風豪雨の被害から復旧・復興の願いを込めたもので、今年が初開催。

期間中、JR紀伊勝浦駅や駅前のいざかた通り商店街、南紀勝浦温泉の旅館ホテル、勝浦漁港、マグロ料理店など町内各所に雛飾りを展示する。展示する雛人形は町内の家庭をはじめ、地名が同じで交流がある千葉県勝浦市、徳島県勝浦町、和歌山県海南市から譲り受けた。両勝浦は全国的にも有名な雛祭りを開催しており、海南市も昨年から本格的に取り組む雛祭りの“先輩”。公募したものを含め1月中旬の時点で3500体を超える人形が集まった。

土日を中心にイベントを展開。3月3日は甘酒のふるまい、3月25日にはお茶会などを予定しており、閉幕する3月31日の「ひな納め式」までひなめぐりを楽しめる趣向を凝らす。

南紀勝浦ひなめぐり

今春初開催の「南紀勝浦ひなめぐり」告知ポスター

同町では3月18日までの土日祝日は地元海産物や珍味を格安で味わえるC級グルメフェア、3月中は魚市場見学や那智の滝ウォーキングツアーなどが楽しめる町並み博覧会も開かれている。

南紀勝浦ひなめぐり実行委員会では「全国の皆様の善意により開催し、台風で被災した紀伊半島、熊野、那智勝浦町の復興と発展を願う取り組みとしたい」としている。

問い合わせは、電話070―5545―8195。

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