ウニのぼっかけや壱岐牛 新鮮な食に舌鼓
新鮮な魚介は壱岐の宝
壱岐を取り巻く豊かな漁場では、本マグロやヒラマサ、寒ブリ、真鯛、ケンサキイカ、アワビ、ウニなど水揚げされる魚介類は多彩で食の魅力は尽きない。現地を訪れて、新鮮な海の幸や地元の味を心ゆくまで味わおう。
なかでも壱岐剣は、胴体だけで35センチ以上あるケンサキイカ。水揚げ時期は5―10月で、鮮度のいい透明な身とコリコリの食感は食通の舌をうならせる。
壱岐のウニは濃厚な味が食べる人を魅了。これが目的でシーズンに訪れる人も少なくない。4―7月まではムラサキウニ、7―10月まではアカウニが旬。特にアカウニは、漁獲量が少なく希少価値の食材だけに、壱岐を訪れた際にはなんとしても味わいたいもの。
シーズンになると八幡浦の海女80人が素潜りでウニ漁を行う。ウニは生ウニと醤油だけで炊き込んだ「ウニ飯」、生ウニを温かいご飯の上に乗せて醤油を垂らして食べる「ウニのぼっかけ」があり、いずれもウニの風味が味わえるシンプルな料理だが、ウニの旨味を存分に味わえる豪快な料理だ。
壱岐全島では6-9月、ウニのぼっかけ、新ウニ料理を食べた人を対象に、抽選でペア往復無料乗船券などの商品が当たるキャンペーン「壱岐うに物語!」を実施中。全島で宿泊施設や飲食店16軒が参加している。新ウニ料理は「うにと壱岐牛のサラダ寿司」など新しい魅力を提供。せっかくウニを食べるなら、この機会を逃す手はないだろう。
また、壱岐牛は1310年(延慶3年)に書かれた「国牛十図」で、国内の牛のなかで第1位にランクされ、都の牛車を引く駿牛として名を馳せた名牛。当時は食用ではなかったが、現在は食用に改良され、人気の高いブランド牛としてその地位を確立している。壱岐ではこのブランド牛を廉価で味わうことができる。
壱岐の郷土料理としては「ひきとおし」を挙げたい。壱岐ではひとつの鍋を囲んで食べることを「ひきとおし寄合」と呼び、何かあれば鍋をつつきながら互いの労をねぎらった習わしに由来する。鍋の材料は地鶏とごぼう、季節の野菜、壱岐豆腐、固めに茹でたそうめんと、壱岐ならではの味わいで地域文化に触れさせてくれる逸品だ。
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