願い託してさらさらと「流しびな」 鳥取市用瀬町
11/02/10
4月5日は雛祭り一色
鳥取市用瀬町では4月5日、江戸時代から続く伝統の雛祭り「流しびな」が開かれる。
流しびなは毎年、旧暦の3月3日に行われる民俗行事で、県の無形民俗文化財にも指定されている。
男女1対の紙雛を、藁を円状に編んだ「さん俵」に乗せ、菱餅や桃の枝を添えて町内を流れる千代川に流す。病気や災いを託した雛を流すことで1年間の無病息災、幸せを願うという地域にとって欠かせない行事だ。
ひな流しは「流しびな館」の対岸、ふれあいの水辺から、幼児や地元の人が行う。例年は観光客も体験できるほか、流しびなの製作実演や町内各家庭での雛飾りの公開、古い雛人形に感謝やおはらいを行う「お焚きあげ」や祈祷といった神事が催されるなど町内が雛祭り一色に染まる。
当日は智頭急行の「スーパーはくと」と特急「スーパーいなば」が用瀬駅に臨時停車する予定。
問い合わせは、用瀬流しびな実行委員会 電話0858―87―3222。
ひなまつり 旅のおすすめサイト
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