肉厚なカキと”グラ汁”も 地元の味に舌鼓
10/12/03
冬の丹後はカニ、ブリだけではない。豪快な日本海がもたらす味覚は多彩で、何を食べようか迷わせる。その中でも今回はカキとグラを紹介しよう。
京丹後市・久美浜湾はプランクトンが豊富なことから、カキの養殖が盛ん。成熟期まで大切に育てられ、むき身で約100トンにも達する年間生産量を誇る。
久美浜のカキは大きく肉厚、濃厚な旨味が特徴で、ミネラルも豊か。焼きカキ、カキちり、カキフライなど多彩な調理法で味わえる。料理店や民宿、旅館ホテルで11月―3月の冬場、旬の味わいが楽しめる。
では、「グラ」はご存じだろうか。シロゲンゲやノロとも呼ばれるもので、松葉ガニと一緒に底引き網で水揚げされる、隠れた存在。だが、その旨さは確かで、地元では欠かせない存在となっている。
表面がゼラチン質で覆われ、ヌルヌル。新鮮さが求められることからこの地でしか味わえない。刺身や天ぷら、干物でも美味しいが、トロッとした汁と白身が絶妙な「グラ汁」は、この地ならではの味わい。松葉ガニと同じ11月―3月限定の楽しみだ。
丹後まんぷく 旅のおすすめサイト
- 宮津温泉組合 電話0772-22-2300
宮津天橋立観光旅館協同組合【京都/宮津市】 - 京丹後市観光協会【京都/京丹後市】
- 橋立やまいち【京都/宮津市】
- 文珠荘【京都/天橋立温泉】
- 佳松苑【京都/夕日ヶ浦温泉】