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この夏は池の平ホテル&リゾーツ「白樺リゾート」へ(1) 黄金アカシアと花々の競演

長野県で山岳高原リゾートを楽しむには、ビーナスラインは大きな選択肢のひとつ。その中核をなす白樺湖畔では、池の平ホテル&リゾーツがホテルと遊園地、スキー場などリゾートゾーン「白樺リゾート」を形成している。四季折々の自然美も大きな魅力で、「黄金アカシアの丘」では秋にかけて多様な花々が来園者の目を楽しませる。加えて家族で楽しめる企画も充実。夏のファミリー、グループ旅行は今年も白樺リゾートへ。

シーズンはいろとりどり「黄金アカシアの丘」

池の平ホテル&リゾーツによる一大リゾートゾーン「白樺リゾート」は、信州らしく高原の爽快さ、そして白樺湖という立地を生かした四季折々の自然美が大きな魅力だ。特に、春から秋にかけては、満開に咲き誇る花々、緑から黄・紅へと色を変える木々の美しさが来訪者をもてなしてくれる。

なかでも「黄金アカシアの丘」はスキー場の斜面一面を様々な花々や木々が彩る、白樺リゾートのひとつの象徴的存在。春から秋に咲く花は約50万株、500万輪という大自然園だ。展望リフトに乗れば、雄大な自然の世界がすぐそこに待っている。

丘の名にもなっている黄金アカシアは、今年でこの地に植樹されて20年の節目を迎えた。20年前から植樹を始め、「黄金アカシアの丘」の斜面を、今では約1千本が埋め尽くすまでになった。リフトも敷設、そのほかの植物も含めて一大自然景観ゾーンを形成している。

黄金アカシアは6月上旬に芽吹きを迎え、8月には新緑が鮮やかな光を放ち、9月中旬―10月初旬には紅葉の季節となり、一面黄色、それどころか“黄金”の世界が広がる。黄金アカシア並木、黄金アカシアの森、黄金アカシア街道があり、それぞれに圧巻の光景が眼前に広がる。

黄金アカシアの丘周辺はこのほかにも、四季折々の花々がリレー形式で見ごろを迎える。

ニッコウキスゲは7月上旬までが旬。3千株が斜面を黄色のじゅうたんのように染め上げる。ほかにも80種10万株のユリ園、1万本のコスモス畑とコスモスガーデンなど夏秋は見ごたえ十分。これから迎える夏にはシラカバタンポポやシャクヤク、ノコギリソウ、ルドベキアなどが美しい花を咲かせ、白樺高原の夏をフォトジェニックに彩る。

黄金アカシアの丘

黄金アカシアの丘を彩るユ
リをはじめとした花々

黄金アカシアの丘は、展望リフトに乗って山頂へ。乗り場から約100メートルを5分で上ると標高1550メートルの山頂にたどりつく。花々を愛でながらの空中散歩も楽しい。

運行は11月5日まで。リフトの料金は大人1千円、子ども700円。夏休み期間は300円アップ。宿泊者、障がい者は割引。

山頂から山麓へは散策して戻るのがおすすめ。ニッコウキスゲとユリの丘に続く「ユリ園コース」と、黄金アカシアの森に続く「自然林コース」の2コースがあり、いずれも山麓までは約20分で、気軽に散策できるレベルだ。ゲレンデの中腹で両コースは行き来できるので、40―50分で両コースを楽しむこともできる。

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