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まち歩きループ(3) 浜松町界わい・クルーズでお台場へ

海から楽しむ東京の風景

浜松町駅まで来たら、隣接する世界貿易センタービルは隠れた観光スポットのひとつ。1970年に霞が関ビルを上回る高さ150メートルの日本一高いビルとして完成。日本最高層ビルとしての称号は、翌年、新宿に京王プラザホテルができるまでのわずかな期間だったが。最上階40階の展望フロアは人も少なくゆっくりと滞在できる。真下に鉄道を望み、特に東海道新幹線の1編成16両を1枚の写真に収めることができるビューポイントとしても人気があるそう。

浜松町駅高架をくぐって徒歩10分ほどで竹芝桟橋に着く。世界自然遺産の小笠原諸島への唯一の定期船が発着する玄関港だ。伊豆大島や八丈島など伊豆諸島(東京都)への定期船、高速船の母港もここ。6月末から10月にかけては、東海汽船が東京湾を周遊する納涼船を運航する。同乗する浴衣ダンサーズがクルーズパーティを盛り上げる。浴衣を着た乗船客には浴衣割り料金がある。

竹芝港から海沿いを南に10分ほど歩いたところにあるのが日の出桟橋。途中、右側の高速道路方向を見上げると、不正会計や巨額損失で話題の東芝本社が見える。

日の出桟橋は、お台場や浅草への観光船(水上バス)が発着する。船上演劇が楽しめる御座船安宅丸の乗船もここから。海上越しにレインボーブリッジやお台場、羽田空港に着陸態勢の飛行機が見える。ここからレインボーブリッジの下を通ってお台場海浜公園までは20分ほど。

水上バス

水上バスから望むレインボーブリッジとお台場。
東京ならではのクルーズだ

お台場海浜公園で目を引くのは、都心から最も近い人工の砂浜。弧を描きながら数百メートル続いている。これからの季節、砂浜沿いのウッドデッキを散歩したり、海を眺めながら木陰で過ごすのもいい。ここに建つ自由の女神は、1998-99年の日本におけるフランス年を記念し、自由の女神はフランス政府から贈られた。

夕方までお台場で過ごせば、夜景もきれい。帰りは新交通ゆりかもめでレインボーブリッジを渡って新橋駅まで帰れば観光ループが完成する。

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