観光業界専門紙「トラベルニュースat」おすすめ国内魅力再発見の旅

まち歩きループ(2) 芝公園界わい・タワーと寺社巡り

東京タワー、増上寺、芝大神宮

愛宕神社から東京タワーに向かう。開業は1958年。2012年に東京スカイツリーができるまで、長らく国内で最も高いタワーだった。2つの展望フロアがあり、年間200万人以上が訪れる。現在、上部展望台は改装工事のため閉鎖中だが、今年中には再オープンする。

東京タワーから南方向に坂を下ると増上寺の境内に行きつく。浄土宗の大本山で、東京では徳川家の菩提寺としても有名。江戸時代の15将軍のうち6人が本堂裏の墓地に埋葬されている。

境内から、増上寺本殿と東京タワーを同時望む景色は、オールド&ニューのコントラストが際立ったビューポイントとして、多くの来訪者が写真に収めている。実際には、増上寺本堂は空襲により消失したのち、1974年に再建されていて、東京タワーより新しい。こんな話が外国人観光客には喜ばれている。

増上寺

増上寺と、その背後にそびえる東京タワー

空襲を生き残り、都内で最も古い大型の木造建築とされる増上寺三門から浜松町駅までは参道が真っ直ぐに伸びている。途中にある芝大門は、地元では赤門とも呼ばれ今年耐震工事を終え、鳥居の赤が塗り替えられたばかり。

芝大門の近くには芝大神宮が鎮座する。伊勢神宮の御祭神、天照大御神と豊受大神の二柱を主祭神としてお祀りしている。今年は2年に1度の本祭に当たり、9月には15基ほどの神輿が町内を練り歩き、多くの人で賑わう。

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