日本橋、銀座、築地を歩く 国宝や重文など見どころ豊富(2)
16/09/23
築地から勝鬨橋、浜離宮で締めくくり
再び首都高をくぐると、いよいよ築地。築地四丁目に立てば、世界最大の魚市場の活気と喧騒はもう目の前。
築地市場場内の営業は早朝から昼前後まで。ただし、観光目的など見学は通常は午前9時以降から、繁忙期には10時以降と制限されることがある。
1923年の関東大震災により、日本橋から築地に移転し35年に開業した。11月に江東区に移転予定だったが、来年以降に延期が決まった。
築地四丁目の角には、これも重文の築地本願寺があり、晴海通りをそのまま進むと隅田川に架かる重文・勝鬨橋がある。元は橋中央で左右に跳ね上がる跳開橋で、1940年に完成した。中央部で下を探すと切れ目が分かる。
築地市場から新大橋通りを道なりに歩けば、10分ほどで特別名勝・浜離宮恩賜庭園に着く。海水を引き込んだ汐入の池を配した大名庭園で、明治に入り皇室の離宮となった。賑わいから静寂へ。日本橋から歩き始めて約3キロ。中央区の1日を、ここで締め括りたい。
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