磯部から行く群馬観光(2) 真田家ゆかり岩櫃・沼田
16/07/07
真田街道で真田丸観光
群馬県は今年のNHK大河ドラマ「真田丸」の舞台のひとつ。片品から西へ沼田、中之条、嬬恋と県内を横断、信州上田へとゆかりの地を結ぶ道は「真田街道」と呼ばれる。磯部温泉もほど近くここを拠点に真田丸観光に繰り出したい。
真田家は信州を拠点に、現在の群馬県である上野にも領地を持ち、この地でも様々な物語を生んだ。武田家家臣時代には、幸村の祖父・幸隆が東吾妻町にあった天険の要塞・岩櫃城を攻略。幸村はここで幼少期を過ごしたとされる。真田といえば「忍び」も有名だが、同城の「天狗の丸」は忍びの活動拠点だったとも伝わる。現在、岩櫃山への登山道の途中に本丸跡や潜龍院跡など真田家ゆかりの地をたどることができる。
沼田市は「上州真田の里」をうたうほど、真田家とのゆかりが深い。沼田市は、信長、秀吉と時代の頂点が変わる中、沼田の地を守るために幸村の父・昌幸と兄・信之が奮闘。信之は初代沼田城主を務め、城下町の整備を進めるなど2万7千石の領土繁栄の礎を築いた。整備した町割りは今も残り、沼田城跡は公園となり本丸や二の丸跡が紅葉の名所として親しまれている。ドラマ放映に合わせ、来年3月末までグリーンベル21で「上州沼田真田丸展」を開催中。映像や資料展示でドラマと真田家の歴史を伝えている。
群馬県を抜けると、真田家の本拠・長野県上田市へ。上田城跡公園や、真田氏発祥の「真田の郷」などを訪れると、真田家のルーツをたどる旅はここに本懐を遂げる。
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