これぞ木曽の味「すんき」 健康食で注目
13/12/10
「木曽の赤かぶ」を乳酸菌で発酵
木曽の伝統の郷土食「すんき」をご存じだろうか。赤かぶの葉の漬物なのだが、松尾芭蕉も一句詠んだ歴史を持つ健康食だ。最近、テレビ番組でも取り上げられ、加工品も続々登場するなど注目度が高まっている。
漬物といっても塩は使っておらず、信州の伝統野菜「木曽の赤かぶ」を複数の乳酸菌で発酵させたもの。木曽地方で昔、塩が貴重だった時代に編み出された生活の知恵の結晶ともいえる逸品だ。
無塩で食物繊維が豊富、乳酸菌の効能も得られ、健康効果も大きい。健康食を求める現代で注目を集めるのは必然と言えよう。芳醇な香りと独特の風味を持ち、みそ汁やそばに入れるのは定番。おやきやカレーも登場するなどバリエーションは豊富になっている。
地域色が濃く、これぞ木曽の食。訪れて「地元の暮らし」を味わうのがいいだろう。
長野木曽 旅のおすすめサイト
- 木曽町観光協会【長野県】