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山村と現代アートの融合 中之条ビエンナーレ

9月13日開幕

現代アートが中之条町で山村文化と融合―。2年に1度のアートの祭典「中之条ビエンナーレ」が9月13日―10月14日、里山や温泉街を中心にしながら中之条町全域を舞台に開催される。

2007年に第1回目を開催。2年ごとのイベントは今回で4回目を迎え、来場者は初回の5万人から前回は32万へと大幅に増加中。開催を待ち望む住民やファンが多い。

中之条ビエンナーレは現代アートの祭典を通じ、人々の暮らしの中で息づいてきた山村文化を取り戻すことが目的。アーティスト、住民、観覧に訪れる観光客が一緒になり作り上げる。観光客が心をこめて作品に向き合うことが山村文化継承への応援につながる。

今回は、国内外のアーティスト112組が参加、商店街や温泉街、木造校舎や古民家、里山や原野と、アーティスト自らが選んだ会場で、その土地の物語性を現代アートで表現する。

舞台となるのは町内の6地区37カ所。町内にある温泉では四万温泉街だけが会場となる。展示されるのは絵画や彫刻、写真、インスタレーションだけでなく、景観やまち並みも含めた展示空間そのものがアートに変わる。アーティストによるワークショップも行われる。

現在、作成中のアートも多く、初回から会場となっている「伊参スタジオ」(旧伊参中学校)では、巨大なピクセル画像づくりの作業が進められている。

中之条町には群馬県四大温泉の1つでビエンナーレの会場となる四万温泉に加え沢渡温泉、尻焼温泉などがあり、アートめぐりに加え温泉めぐりを楽しむ旅行者も多い。

アート観覧パスポートは前売り800円、当日1千円、高校生以下は無料。土日祝日には展示会場をバスが巡回するほか、イベントも集中して行う。中之条町へは関越道・渋川伊香保ICから車で40分。

問い合わせは、中之条ビエンナーレ実行委員会事務局 電話0279―25―8500まで。

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