京都・岡崎 桜彩る疎水を優雅に―十石舟めぐり
3月25日―5月7日に運航 周辺散策を組み合わせたツアーも
京都市の春を彩る「岡崎さくら・わかば回廊十石舟めぐり」が3月25日―5月7日に運航される。左京区岡崎エリアを流れる琵琶湖疎水を優雅に行く舟に乗り、桜と新緑に彩られた古都の春の風情を体感しよう。
京都府旅行業協同組合や京都市でつくる岡崎桜回廊十石舟めぐり実行委員会が運航する。官民連携で2003年にスタートして以降、夜間運航や周辺散策プランなど魅力を増強し年々乗船客が増加。今や京都観光の春の定番として定着した。
昨年は約1万9千人が乗船。3年前から始めたウェブ事前予約は外国人観光客に対応するため英語の案内ページを設けるなどサービスを強化。国内外あわせて約5900人の申し込みがあった。
十石舟めぐりは南禅寺船溜り乗船場から夷川ダムまでの琵琶湖疎水を行く往復3キロのコース。疎水沿いの並木「桜回廊」が桜や新緑に彩られ、春の風情が漂う中、約25分の船旅が楽しめる。なかでも大鳥居の向こうに見える平安神宮と桜、新緑のコントラストは見ごたえ十分。
運航は9時30分―16時30分で、15分ごとに出発。繁忙期は17時30分までに延長する。料金は大人1200円、小人600円、幼児300円。
疏水沿いの桜回廊がライトアップされるのに伴い、3月25日―4月9日は夜間運航も実施。運航時間を8時―20時30分まで延長し夜桜の風情を楽しんでもらう。
また、十石舟めぐりと周辺散策を組み合わせたツアープランは、3月25日―4月16日に実施。「南禅寺三門と無鄰菴コース」「南禅寺と哲学の道コース」「東山・祇園コース」に、瓢亭の朝がゆをセットした朝食セットプランや、南禅寺名物の湯豆腐を味わうランチオプション、夜桜運航と京料理といった夕食付きプランも用意した。散策は京都検定一級合格者のボランティアガイドが案内してくれる。「東山・祇園コース」は外国人観光客にも対応する(英語)。
所要時間・料金は南禅寺三門・無鄰菴が約2時間・大人3900円、南禅寺・哲学の道が約3時間・同3800円、東山・祇園が約4時間・同5800円。
さらに4月6日限定で大津と蹴上間に運航する琵琶湖疎水通船とのセットプランを10コース設定(1万3800円から)している。
問い合わせや団体予約は、京都府旅行業協同組合 電話075―321―7696。
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