十石舟で川面から感じる古都の春　京都・岡崎

16/03/14

食事付きプラン新設などツアーも充実

京都市の春を彩る「岡崎さくら・わかば回廊十石舟めぐり」が今年は３月26日―５月８日に運航される。歴史情緒豊かな舟に乗り、桜と新緑に彩られた古都の春の風情を体感できる。

主催は京都府旅行業協同組合（京旅協）や京都市でつくる岡崎桜回廊十石舟めぐり実行委員会。２００３年のスタート以降、年々乗船客が増加、今や京都の春の定番として定着した。

昨年は42日間の運航で、過去最高の２万５０８人が乗船した。来訪客の利便性向上のためウェブ事前予約を開始したほか、急増する外国人観光客に対応するため英語の案内ページを設けるなどサービスを強化。国内外あわせてウェブ予約だけで２千件、約５６００人の申し込みがあった。

十石舟めぐりは南禅寺船溜り乗船場から夷川ダムまでの琵琶湖疎水を往復３キロ。平安神宮を横目に桜、新緑など春の季節感を感じながらの約25分の船旅だ。運航は９時30分―16時30分で、15分ごとに出発。繁忙期は８時30分―17時30分に延長する。料金は大人１２００円、小人６００円、幼児３００円。

桜と新緑に彩られた古都の春を
体感できる十石舟

疏水沿いの桜回廊がライトアップされるのに伴い、３月26日―４月10日までは夜間運航も実施。運航時間を20時30分まで延長し、夜桜の風情を楽しんでもらう。

また、十石舟めぐりと周辺散策を組み合わせたツアープランは、３月26日―５月５日に実施。今年は「十石舟と夕食付きプラン・限定！朝食付プラン」を新設するなど大幅に強化した。

定番プランは「南禅寺名物湯豆腐ランチとゆっくり南禅寺界隈コース」「南禅寺・哲学の道コース」「東山・祇園コース」の３つ。いずれも京都検定一級合格者のボランティアガイドが案内してくれる。東山エリアでは英語対応も可能。

所要時間・料金は南禅寺界隈が約３時間・大人８８００円、南禅寺・哲学の道が約２時間30分・同３８００円、東山・祇園が約３時間30分・同５５００円。

問い合わせや団体予約は、京都府旅行業協同組合電話０７５―３２１―７６９６。

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