曼荼羅図を絵解き 熊野・那智ガイドの会、参詣の歴史解説
15/09/29
参詣をより深いものに
熊野信仰の聖地・那智山を描いた那智参詣曼荼羅。世界遺産・熊野古道の中核のひとつとして熊野三山にスポットが当たっている中、その歴史を読み解く曼荼羅にもまた注目が集まっている。
曼荼羅とは仏の世界を現したもののことで、那智参詣曼荼羅図には那智の浜から大門坂、熊野那智大社、那智山青岸渡寺、那智の滝、妙法山などが描かれている。那智山の賑やかさ、補陀洛渡海の上人の海中他界、山中他界の応照上人、空海ゆかりの妙法山などの物語を伝えている。

那智参詣曼荼羅図に描かれている
那智の滝
曼荼羅図は参詣や寄進を促すために作られ、往時は熊野比丘尼(びくに)と呼ばれる人々が全国の街角や寺院の前で絵解きをして熊野をPRしていた。
熊野・那智ガイドの会では、より深く那智参詣・熊野詣について知ってもらおうと宿泊施設などへ出向いての那智参詣曼荼羅図「絵解き」を行っている。比丘尼などにふんして曼荼羅図を通して熊野の姿と描かれている物語について説明する。参拝への思いや感じ方がより深いものになるとして利用を勧めている。
所要時間は約30分で、料金は5千円。
問い合わせは、那智勝浦町観光協会 電話0735―52―5311。
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