国立公園と海女と文化で鳥羽を知る ミキモト真珠島
15/07/10
“真珠王”の足跡に伊勢志摩の風土感じて
鳥羽といえば世界で初めて養殖真珠に成功した御木本幸吉が有名だ。今でも多くの観光客がミキモト真珠島を訪れる。
この御木本幸吉の夢だったのが「伊勢志摩を国立公園にすること」。三重県や内務大臣に陳情するなど熱心に国立公園制定に奔走したことを当時の新聞が伝えている。
来年、伊勢志摩国立公園指定70周年を迎えるなか、御木本幸吉の足跡を見直すことは伊勢志摩観光の原点でもある。
また今年、海女の素潜り漁技術が三重県の無形文化財に指定され、海女文化の保存・継承を目的としたユネスコ世界無形文化財遺産登録を目指すなかで、一般客に海女の実演を公開し続けているミキモト真珠島。
国立公園、海女と真珠は今年から来年に向けての鳥羽観光の根幹を成すもので、ミキモト真珠島の真珠博物館や御木本幸吉記念館を訪れ、鳥羽観光、伊勢志摩観光を知る上で欠かすことのできないストーリーを学んでみたい。