但馬牛や松葉ガニ-全国ブランドそろう但馬の食
15/07/24
海山の恵み求め但馬を走る
「食の北近畿」にあって、但馬はそのなかでも特に食自慢の地。全国ブランドと郷土の味が混然一体となり、旅人は知らず知らずの間にお腹いっぱい。まんぷく紀行のクライマックスは但馬で決まりだ。
一年を通しての定番は、全国ブランド・但馬牛。全国の有名牛の素牛として知られ、香美町を中心に生産されている。あっさりとした脂身と上質な赤身の味わいはジューシーで多くの人を魅了する。ステーキやすき焼きのほか近年はハンバーガーなど飲食店ごとにオリジナルのメニューが続々と登場している。肉では養父市の八鹿豚も人気。
日本海の幸は季節ごとに旬が移り変わる。しかしどの時期も目玉食材があり、常にチェックを欠かせない。なかでも冬こそ北近畿最大の食シーズン。目玉はやっぱり「冬の味覚の王様」松葉ガニだ。11月初旬に山陰沖沿岸で漁が解禁されると、水揚げ港周辺が活気に包まれ、カニ目当ての観光客がドッと押し寄せる。但馬では新温泉町浜坂、香美町香住、豊岡市津居山など各港で水揚げ。港ごとにブランド化され、新鮮で最高級の品質を証明するタグ付きカニは垂涎の的だ。

冬の但馬を代表する味覚の王様・松葉ガニ
弾力ある白い身と濃厚なコクはぜひ現地で。ゆでガニ、焼きガニ、蒸しガニ、カニすきと調理法は様々。漁期が終わる3月ごろまで、北近畿各地の旅館ホテル、民宿でフルコースを提供する。
郷土の味は伝統の「そば」を紹介したい。豊岡市を東西に走る482号線はそばどころが点在、「そば街道」としてアピールしている。「出石皿そば」は小皿に盛られたそばが立ち寄り昼食の定番。何枚食べたか競った人も多いのでは。「床瀬そば」は地元産のそばと自然薯が独特のツヤとコシを生み、「赤花そば」は十割そばが味わえる。

出石皿そばは昼食立ち寄りの定番
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