観光業界専門紙「トラベルニュースat」おすすめ国内魅力再発見の旅

但馬が誇る二大温泉 城崎・湯村でぶらり湯めぐり

豊岡市・城崎温泉と新温泉町・湯村温泉という二大温泉地を有する兵庫県但馬地方。古き良き温泉情緒に新しい魅力を乗せて、北近畿への旅人を優しく楽しく包む。

外湯とイベントで楽しむ 城崎温泉

大谿川沿いの柳並木、木造旅館や懐かしの遊技場、お土産処、そして外湯。城崎温泉に一歩足を踏み入れれば「これぞ温泉街」と感じずにはいられない。多くの文人に愛された風情は、現代でも若者の人気を集める。

旅館ホテルで貸し出す浴衣に下駄のスタイルで「外湯めぐり」が城崎の定番。7つの外湯は1日入り放題のチケット「ゆめぱ」(1200円)でじっくりと楽しみたい。外湯めぐりの合間に温泉街で「湯上がりスイーツ」をどうぞ。

城崎温泉

城崎温泉は外湯めぐりが定番

7月24日―8月24日は打ち上げ花火が美しい「城崎温泉夏物語」、秋は勇壮なだんじりが登場する秋祭り、冬は松葉ガニが目玉の「かに王国」とイベントも充実。4月には姫路からの高速バス新路線も運行を開始した。

旅行ガイドブック「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」で2つ星を獲得した幅広い魅力で観光客を出迎える。

足湯でゆっくり美肌の湯 湯村温泉

湯村温泉は山間にたたずむ閑静な自然の癒しに加え、吉永小百合さん主演「夢千代日記」の舞台として知られる、女子旅にピッタリの湯の郷だ。

温泉街のシンボル「荒湯」は、湯けむりがもうもうと立ち上り、「温泉玉子」づくりは定番。泉質は美肌の湯、日本屈指の高熱温泉として知られる。川沿いの足湯は昨年末、ベンチ数を増やし、増水対策にかさ上げを図ってリニューアル。日帰り温浴施設「薬師湯」でも交流広場に温泉を使った地熱発電「バイナリ―発電」の2次利用による足湯を設置するなど、湯村の湯を楽しむ幅は広がりをみせている。

湯村温泉

湯村温泉では川沿いの足湯がリニューアル

昨年末からは鳥取空港と湯村温泉を結ぶ空港連絡バスが増便。鳥取方面からのアクセスも便利になった。

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