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湯原の6月26日は「露天風呂の日」 イベントで温泉に感謝

砂湯を中心に記念行事

湯原温泉では毎年6月26日を「露天風呂の日」として制定。湧き出る温泉に感謝を込めて毎年、砂湯を中心に記念行事を行っている。今年も6時26分の温泉之祖神への参拝や砂湯の大掃除などが行われた。今回は雨だったため諸行事は温泉ミュージアムで実施した。

会場では露天風呂の日開催実行委員会の古林伸美実行委員長(ゆばらリゾート)があいさつ。1980年に全国の有名温泉地を紹介するガイドブック「湯けむりの里」が発刊。その中で露天風呂番付を発表されたのが旅行作家の野口冬人さんだったことを紹介。それをきっかけに「露天風呂番付 西の横綱・湯原温泉」のポスターを作るなど、町を挙げて砂湯をアピール。「87年から露天風呂の日という温泉に感謝するイベントが始まった」歴史を伝えた。

露天風呂の日

古林実行委員長のあいさつで
イベントがスタート

体調不良で欠席した野口冬人さんのメッセージを現代旅行研究所の竹村節子さんが代読。

「78年ころは全国的にあまり露天風呂が存在しない時代でした。そんな中で湯原温泉の砂湯は自然の河原に作られた大きな露天風呂であり、また巨大なダムサイトの人工的な背景とも取り合わせの珍しさもあって、西日本というより、全国的に見ても珍しい露天風呂といえるものでした」

「継続は力なりというとおり、6月26日を『露天風呂の日』と定め、まちづくりにまい進されてきた努力が実を結び、全国に定着をみたように思います。地元の皆さんの温泉への愛と感謝、そして努力に敬意を覚えるところです。皆さまの力と心をひとつにして末長く歴史ある砂湯の伝統を守って、発展していかれることを願っています」

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