黒田家ゆかりの地をめぐる(1) 廟所・賤ヶ岳
14/01/08
発祥の地・木之本に史跡点在
黒田家発祥の地・長浜木之本エリアには黒田家や官兵衛ゆかりの史跡が点在している。
まずは「黒田家御廟所」から。黒田家の始祖は近江国伊香郡黒田村(現長浜市木之本町黒田)の領主で、黒田判官と呼ばれた源宗清と言われる。宗清から6代までの約200年間、この地に居を構えた。現在は御廟所や旧跡を示す石碑が残る。
「黒田観音寺」は行基の建立で、黒田家も寄進したと伝わる寺だ。賤ケ岳合戦をはじめとする戦火から村人が守り継いできた千手観音立像が安置されている。
「賤ケ岳古戦場」は信長の後継者争いで、秀吉と柴田勝家が戦った賤ケ岳合戦の舞台として知られる。官兵衛は秀吉軍として参陣し、佐久間盛政と奮戦、陣を守り抜いたと伝わる。山頂からは合戦の表舞台・余呉湖や琵琶湖、小谷山など戦国の大パノラマが広がる。
賤ケ岳山頂まではリフトがあり、片道約6分で登ることができる。リフトから降りて山頂までは徒歩で10―15分。料金は大人往復760円。
「樹徳寺」はかつて黒田地区に黒田家の菩提寺としてあったが、明治11年に現在の場所に移築。境内には黒田家先祖や関係者の供養塔、五輪塔などの石塔が残っている。
「高月観音の里歴史民俗資料館」は賤ケ岳合戦や姉川合戦など幾多の戦火から村人によって守り継がれてきた湖北の観音像や諸仏を紹介しているほか、湖北地域の民俗資料を展示してある。
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