市内で2つの官兵衛博覧会(2) 長浜城・歴史館
秀吉の戦いを追体験
長浜城歴史博物館を使った「歴史館」は、4月中旬から12月まで秀吉の戦いにスポットを当てることで官兵衛がたどった道を追体験する特別企画「秀吉の戦い・豊臣の合戦」を開催する。
浅井攻めや姉川合戦、長篠合戦、中国攻め、朝鮮出兵、さらには秀吉死後の関ケ原合戦、大坂の陣など秀吉や豊臣家の戦歴を実物資料や復元イラスト、写真パネルで紹介。その中で官兵衛がどのような働きをしたかを考える。
主な展示資料は賤ケ岳合戦図屏風、長久手合戦図屏風などのほか、2013年に発見され話題になった官兵衛の賤ケ岳合戦参陣を証明する羽柴秀吉の書き置きも見もの。また1月から4月まで、プレ展示として「秀吉・官兵衛の戦いを支えた武将たち」を開催する。
展望台からは琵琶湖や長浜のまちなみなどを一望することができる。長浜城は秀吉の出世城であり、官兵衛の子・黒田長政が人質として預けられたと伝わる。
開館時間は9―17時(入館は16時30分まで)、博覧会会期中は無休だが、展示替えで臨時休館する場合がある。
曳山博物館特設会場で開かれる「城下まち館」は、長浜城下町とゆかりの武将たちを物語形式で紹介。語り部ガイドによる城下町ガイドツアーの拠点となる。特設会場は無料。秀吉の男子誕生を祝って始まった曳山まつりの曳山(山車)の常設展示の見学は大人600円が必要。
大河ドラマ館、歴史館の料金は大河ドラマ館が個人300円、15人以上の団体270円、小中学生は無料。歴史館は個人400円、20人以上の団体320円。小中学生は個人200円、20人以上の団体160円。大河ドラマ館と歴史館の2館セット券は個人・団体とも500円。
セット券には3月21日から12月28日までの土日祝日、木之本駅と高月駅を基点に大河ドラマ館や高月歴史民俗資料館を運行する博覧会バス「奥びわ湖おもてなしバス」の料金も含まれている。バス乗車のみは1日乗り放題で大人300円。
滋賀長浜 旅のおすすめサイト
- 長浜・米原・奥びわ湖を楽しむ観光情報サイト【滋賀/北びわこ】
- 琵琶湖汽船【滋賀県】