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アート訪ねて瀬戸内へ(1) 犬島

小さな島に近代化遺産と「家プロジェクト」

JR四国は第2回瀬戸内国際芸術祭をPRするため、3月18―19日、京阪神のマスコミなどを対象にプレスツアーを実施した。JR西日本や香川県などとも連携して開催したツアーで、高松を宿泊地に会場となる瀬戸内海の島々をまわってきた。

ツアーの中で特に印象に残った2つの島を紹介したい。ひとつは犬島。高松港から船で1時間ほど、岡山県岡山市東区に属する人口約50人の小さな島だ。岩の産地だったこともあり石切り場が各所に残り、2008年に美術館になった犬島製錬所のような近代化遺産もある。

港に近い公民館で作品発表会が行われ、総合プロデューサーの福武總一郎さんのあいさつや建築家・妹島和世さん、アートディレクター・長谷川祐子さんらからは作品の紹介があった。

芸術祭での犬島は「家プロジェクト」として、集落で展開するギャラリーとなる。妹島さんは「鑑賞する人と作品と島の風景が一体化するような建物をデザインにしました」と説明。前回より新たに若手5人が新作起用されている。

S邸

透明なアクリルが並ぶ「S邸」も
「家プロジェクト」

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