長野・南木曽（2）　福沢桃介記念館・妻籠宿

13/03/13

歴史文化と宿場町

天白公園を訪れたら園内の施設で南木曽の歴史文化に触れよう。「福沢桃介記念館」は、明治―昭和初期に電力王と称され、木曽川の開発に尽力した福沢桃介の別荘を復元。大正ロマン漂う西洋建築は見どころ十分だ。

南木曽ゆかりの福沢桃介記念館

妻籠宿本陣にあった御料局名古屋支庁妻籠出張所庁舎を移転、復元した「山の歴史館」は、明治期建築の県指定文化財。木曽の林業や伝統工芸に関する資料などが展示されている。

公園の近くには木曽川と国道19号をまたいで「桃介橋」が架かる。大正期建造の日本最大級の木製吊橋で、一時老朽化したが近代化文化遺産として復元。実際に渡ることも可能だ。

南木曽に来たら中山道の宿場町「妻籠宿」も立ち寄りたい。全長８００メートルの町並みに江戸期の家屋などが立ち並び、高札場や復元した本陣、島崎藤村ゆかりの脇本陣奥谷を訪れれば往時の情景が眼前に蘇る。問い合わせは妻籠観光協会電話０２６４―57―３１２３。

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