今年は山口が熱い! おいでませ山口観光交流CPと地旅博
山口県と山口県観光連盟は3月から8月にかけて「おいでませ!山口イヤー観光交流キャンペーン」を実施し、キャンペーン期間中に誘客拡大を図る。それにあわせて、これまでから同県ならではの観光素材を生かした旅行商品を造成する「地旅」を全県で展開する「地旅博覧会inやまぐち」も開催する。パンフレットも6万部発行し、県内各市町村の観光課や道の駅などで配布する。また、全国旅行業協会加盟の旅行会社に「地旅」商品の販売を呼びかけていく考えだ。全旅も全国で初めて開催される「地旅博覧会」となることから、全面的な協力態勢をとり、支援していく。
山口ならではの「地旅」が勢ぞろい 歴史や食を楽しむ旅
「地旅博覧会inやまぐち」では地元旅行会社で組織する山口地旅販売促進研究会会員10社が35コースを造成。独自のパンフレットを造り、一般向けにも幅広くアピールし、利用を呼びかけている。そのなかでも主なコースを紹介したい。
「石川先生と歩く山口市内『毛利歴史探訪』」(日帰り)は、毛利氏に関する著書を発表する元高校教師で毛利研究家の石川和朋さんと山口市内の毛利氏ゆかりの地(井上馨や伊藤博文など長州生まれの政治家に愛された料亭・菜香亭、毛利元就をまつる豊栄神社など)を巡るツアー。知られざる山口の魅力に触れるもので、所要時間は約3時間。
「天神鱧料理と地元ガイドと歩く防府市萩往還ウォーク」(日帰り)は、山口県が全国でも有数の漁獲量を誇るの夏の味覚・鱧料理のミニコースかフルコースを味わい、防府市内の萩往還ウォーキングを楽しむツアー。
「長門湯本温泉に泊まって、座禅とろくろを使って萩焼茶碗作り体験」(1泊2日)は、600年の歴史を持ち、大内義隆最期の地として知られる大寧寺で座禅とろくろを使っての萩焼き体験ができるツアー。宿泊は、恋伝説にちなんだ取り組みが評価され「恋人の聖地」の認定を受けている長門湯本温泉。
「大河ドラマ『平清盛』の主人公・清盛の塚と下関角島大橋を訪ねて」(1泊2日)は、テレビや映画のロケ地、コマーシャルで使用されたことで知られる「角島」や大河ドラマゆかりの清盛塚を巡るツアー。宿泊は下関マリンホテル。同ホテルは全室オーシャンビューで、併設する温泉パークで男女合計20種類の入浴が楽しめる。
「湯田温泉老舗旅館『西村屋』に泊まって“旅籠の親父”と歩く萩往還」(1泊2日)。このツアーは毛利氏萩城築城(1604年)後、江戸への参勤交代での「御成道」として開かれた萩往還の整備に携わった湯田温泉の老舗旅館「西村屋」の主、“旅籠の親父”が案内人として同行。「国境の碑」から「天花坂口」までの約3キロを歩く。明治39年創業、中原中也など文人ゆかりの宿として知られる宿の「ツアー限定夕食」や自慢の温泉も魅力だ。
このほか、ユニークな法話と生ライブを楽しむ「法話とコンサートを楽しむ山口のまちめぐり」(日帰り)、周防大島のパワースポット4つの奇岩を参る「しあわせ祈願1dayツアー」(日帰り)なども用意している。
また、地旅博覧会期間中、「とまろう! やまぐちフェアプレゼントキャンペーン」と題し、おいでませ山口たび倶楽部ホームページに掲載する地旅参加者を対象に抽選で10組にペア宿泊券をプレゼントする。
問い合わせは、山口県観光連盟旅行部おいでませ山口たび倶楽部 電話083―924―0462。