壇ノ浦、湯本温泉、萩往還―観光資源と交流を商品化「地旅」
12/01/16
勝負の年に大イベントがズラリ 地元の魅力を商品化
歴史や文化、食、産業遺産など身近な観光資源を、地域とのふれあいや交流でつないで旅行商品化する「地旅」。
山口県では数年前から商品化に取り組み、今回、地旅を研究する旅行会社10社が35コースの地旅商品を造成し、2012年3月から県内各地で「地旅博覧会」を開催する。
また、今年はNHK大河ドラマが「平清盛」ということで、平家一門とのかかわりが深い壇ノ浦がある下関などでは「西に興味が向いた」観光客を誘客する取り組みを始めている。
長門市の湯本温泉でも萩焼体験や座禅、近場の漁港と組んでのセリ市体験といったツアーを行うなど誘客活動が活発化。山口県へ少しでも多く来てもらおうと、県をあげて「おいでませ! やまぐちイヤー観光交流キャンペーン」も開始する。
また、幕末、萩から三田尻まで多くの志士が歩いた「萩往還」も同時にアピール。今年は勝負の年とばかりに一大攻勢を仕掛ける山口県。熱い一年となりそうだ。