ダイナミック隠岐を体感 島前、島後で多くの遊覧船
海から眺める絶景に感嘆
隠岐のダイナミックな自然を感じるなら遊覧船ははずせない。島前、島後の絶景スポットを中心に運航している。
西ノ島では「国賀めぐり定期観光船」。摩天崖や通天橋など隠岐随一の景勝地である国賀海岸を遊覧する。波が穏やかな日は、船幅ぎりぎりの洞窟を通り抜けるアトラクションも。浦郷港と別府港から発着している。
西ノ島のシーサイドホテル鶴丸では「ナイトクルージング」を実施。見上げれば満天の星空、海に目を向ければ夜光虫が淡い光を放つ。ホテル桟橋を発着。
知夫里島では、島の西海岸にそびえる「赤壁のサンセット遊覧」が運航している。約1キロに渡って高さ50―200メートルに及ぶ断崖が続く。夕陽に当たると岩肌はさらに赤く輝き、見るものを魅了する。来居港発着。
中ノ島では「海士町定期観光船」と海中展望船「あまんぼう」が運航。定期観光船は菱浦港を出港後、奇岩・三郎岩を通って東国賀海岸、国賀海岸まで航行する。あまんぼうは、半潜水型の展望船で透明度バツグンの海の様子を観察。白い砂底や海草の森の中を泳ぐタイ、スズキ、スズメダイの大群などが見られる。5人以上の予約で夜の海の観察会も。菱浦港発着で運航している。
島後では、3つの遊覧船がある。「ローソク島遊覧船」は、自然の力で創られた巨大なローソクと夕陽が織り成す壮大なサンセット劇場が見られる。重栖港発着で、海上が穏やかならば雨曇天時も運航する。
「白島遊覧船」は島後の最北端、白島崎に続く松島、沖ノ島、白島といった島々を縫うように走る。風化と海蝕作用で特異な景観が楽しめる。中村港発着。
かっぱ伝説の残る八尾川と西郷港を巡る「八尾川周遊かっぱ遊覧船」。数多くの漁船が係留されている漁師街の日常をガイドの案内でゆったりと船上から眺める。隠岐らしいのんびり感が心地いい遊覧船だ。西郷港などから発着する。
以上、各遊覧船の運航時間、料金は隠岐観光協会に問い合わせを。