旅館が多彩な企画で勝負 高知を体感
12/11/07
旅行商品造成や記念撮影
高知県下の旅館で特色ある取り組みを行っている数軒を紹介しよう。
高知市の城西館は2009年から「ディープな高知」を堪能する着地型旅行として「とさ恋ツアー」を実施。約30の体験プログラムを設定して、人気を集めてきた。
同ツアーの内容をより充実させるため今年の7月には「旅行業第2種」を取得。一番人気は早朝、高知市中央卸売市場へ行き、青果の競りや買物を楽しんだあと仲買人手づくりの朝げ(朝食)を食べる「朝げと市場体験」。仲買人ら地元の人たちとの交流や新鮮な魚などを味わう朝げが好評だという。このほか、お座敷遊びや屋台餃子を食べ歩く「高知の夜を楽しむ街遊びツアー」も人気があるそうだ。
第2種取得で「かつおタタキ藁焼き体験」「創業400年銘酒司牡丹酒造の酒蔵見学」「屋形船仁淀川」など新ツアーも用意している。
坂本龍馬の屋敷跡に建つホテル南水は、玄関前の龍馬像にはじまり、龍馬関連資料をそろえたサロン、ライブラリーなど館内は龍馬一色。なかでも最も人気があるのは龍馬の紋服上下を着ての記念撮影サービスだ。1日2組限定だが、無料で実施している。
土佐御苑は「朝食四国一宣言」を行っており、毎日40種の和洋食を用意。米は高知県産の限定米を使い、漬物は自慢の糠床を活用し野菜は自家菜園のものというこだわり。茶も池川茶を80度でじっくり風味を出してから提供している。味噌汁も出汁と味噌にこだわる。干物も土佐沖で獲れた新鮮な魚を。
あしずり温泉郷の足摺国際ホテルでは鰹のたたき手づくり体験が売りだ。宿泊客は参加料1050円が必要だが、用意された鰹の切り身の串をバーナーで好みの加減で炙り、あとは板場が切り分けた鰹を同館オリジナルのポン酢で味わう。
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