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鳥羽城で触れる戦国歴史ロマン 石垣に往時の名残

九鬼水軍の「海城」 観光協会がPR

戦国時代、無敵の織田軍にあってその名をとどろかせた九鬼水軍。軍を率いた九鬼嘉隆が築いた鳥羽城は全国的にも珍しい海城だった。今は石垣が残るだけだが、確かに鳥羽に城があったのだ。

鳥羽城は1594年、標高40メートルの小高い丘に築城。四方は海に囲まれ、大手門は水門となっているなど水軍の基地としてその役目を果たした。3層の天守をはじめ13の櫓を備えていたという。

鳥羽城絵図

絵図に描かれた当時の鳥羽城

現在は、二の丸跡に鳥羽小学校が建ち、本丸跡はグランド。天守閣跡などに野面積みの石垣が残り、城北側の妙慶川に復元された相橋などに当時の名残が見てとれる。

鳥羽城三の丸広場

三の丸広場は城の玄関口として整備

鳥羽市観光協会はこのほど、鳥羽城の存在を広く知ってもらおうとパンフレットを作成。これまで鳥羽城を紹介するパンフレットはなく、観光客にも鳥羽城の歴史ロマンを伝えようと企画した。ゆくゆくは天守閣再建の機運向上にまでつなげようと夢を描く。

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