夏休みは自然満喫で大きく成長 サマーキャンプin若狭路
キャンプにライフセービング 魚さばきで「食育」も
子どもたちの夏休みは若狭路でワクワク体験―。福井県内外の小学生を対象にした夏の体験旅行「サマーキャンプin若狭路」は今年で4年目を迎える人気企画だ。海や川、里、山といった若狭路の豊かな自然を舞台に、キャンプや様々な体験を通して、この夏、子どもたちは大きく成長する。
「サマーキャンプin若狭路」は若狭湾観光連盟と若狭路西エリアに位置する高浜町、おおい町と各町観光協会、小浜市の阿納体験民宿組合がつくる若狭路サマーキャンプ推進ネットワークが企画。若狭路の自然のなかで、都市部では普段は体験できないプログラムに挑んだり、地域の人と触れ合うことで自然の素晴らしさや人情、環境保全、協働の精神を学んでもらおうと例年実施している。魚釣りや調理などで「食」の大切さを伝えることも大きなテーマだ。
日程は3泊4日。7月31日―8月3日、8月7―10日、20―23日の3班に分けて実施する。
1日目はJR敦賀駅または小浜駅に集合し、おおい町の八ヶ峰家族旅行村へ。入村式から名刺づくりで親ぼくを深めた後は、いよいよアウトドア体験だ。川遊びと魚つかみ体験で水と親しんで、バーベキューとキャンプファイヤーで大はしゃぎ。夜は自ら設営したテントで眠る。
2日目は、地元伝統の竹紙すきを行い、昼食は流しそうめん。小浜市のブルーパーク阿納に移動し、漁船に乗って魚へのエサやりも体験する。夜は民宿に宿泊し絵はがきをつくる。
3日目はタイ釣り、魚さばきにチャレンジし、食のありがたみを体感。高浜町の若狭和田海水浴場では海水浴とライフセービング体験と、海と思いっきり遊ぶ1日になる。夜は砂浜でのキャンドルナイトと花火で思い出づくりを。この日も民宿泊。
最終日の4日目は砂浜を散策した後、高浜町のサイエンスパーク「エルどらんど」を訪れ、おおい町の「うみんぴあ大飯」でさよならパーティー。充実した4日間を締めくくる。
昨年の参加した子どもたちからは「都会にない自然と触れ合えて楽しかった」、保護者からも「自分から積極的に行動するようになり、男らしくなった」などの感想が寄せられたという。
料金は1人4万3800円。小学生(3年生以上向け)が対象。定員は各班40人で、最少催行人員は20人。旅行企画・実施はJTB中部福井支店。申し込みは出発の10日前まで。
体験内容などの問い合わせは、同ネットワーク(若狭湾観光連盟内) 電話0770―52―7701。申し込みは、サマーキャンプin若狭路受付デスク(JTB中部福井支店内)電話0776―27―7712。